魚津PJ
2017.8.7

魚津エクスターンシップ報告

魚津市は若年層の市外転出が人口減少の要因の一つであり、都市部の若者に将来の就職先の選択肢の一つとしてもらうことをねらいとし、魚津の行政と農商工(農業・漁業・企業・文化)の産業界が連携し、魚津の「ヒト」や「土地柄」の魅力を大都市で暮らす学生に知ってもらう「魚津エクスターンシップ」を実施しました。

JA共済総研、明治大学、ウェルネス・ライフサイエンス研究所の協力体制によるプロジェクトとなります。

魚津エクスターンシップの概要

 

期間中、学生に密着した様子をご報告します。

2017年8月1日(火)~7日(月)に明治大学学生26名は大新東㈱の大型バスに乗り、東京から6時間かけて魚津へ向かいました。

バスの中では、魚津市の観光DVDを鑑賞し、一週間の学びの旅に向け気分は高まります。

魚津を丸ごと体験

2日間、企業9社、漁港組合などを6グループに分かれて順次訪問しました。

それぞれの事業を説明していただいた後、学生からの「本気のインタビュー」として社長や従業員などに質問を行い、魚津市の産業に関して学びました。

日本が誇る大手企業から、伝統工芸の漆器店など小売業や製造業まで幅広い分野の方々にお会いし、お話を伺うことができました。

1日目

2日目

 

業種

企業・団体名

 

業種

企業・団体名

組合

魚津漁業協同組合

官公庁

魚津市役所

卸・小売業

㈱会社丸八

組合

魚津市農業協同組合

製造業

㈱シキノハイテック

製造業

オ―アイ工業㈱

製造業

㈱アイザック

10

製造業

日本海電業㈱

製造業

日本カーバイド工業㈱

11

製造業

㈱黒田精型

製造小売業

鷹休漆器店

㈱工房ヤマセン辻佛檀

12

小売業

藤吉

「なぜ魚津で仕事をされているのか」「仕事への想いは」など、率直な学生の質問に、熱い思いを語る従業員の方が印象的で、街と仕事への誇りを感じました。

3日目は、営農組合や果樹振興会の農園で野菜や果物の収穫体験を行いました。

ネギの収穫体験では機械を使用し、初めて見る収穫方法に学生の皆さんと大きな驚きを得ました。

 

ハレ(祭り)の日の魚津の良さの体験

4日目は日本無形文化財であり、魚津市の誇る「たてもん祭り」※1。学生達はたてもん協力隊の一員となって汗を流し、たてもん引きまわしを体験しました。

「せり込み蝶六踊り街流し」※2では市役所チームに混じり、蝶六踊りを披露し、街を練り歩きました。蝶六踊りは過密スケジュールの中、数時間の練習でしたが、市役所の方々に手とり足とり教えていただき、学生達は踊れるようになりました。

伝統の祭りを守っている人達の受け継がれていく熱い想いを感じました。

※1“たてもん”は高さ約16mもある大柱に90余りの提灯を三角型に吊し下げ、その下に絵額をつけて長さ10m、総重量約5トンもあるそり台に立てて、80人ほどの人々によって威勢よく曳きまわす舟型の万燈。平成9年には「魚津のタテモン行事」が国の重要無形民俗文化財の指定を受けています。

※2せり込み蝶六は、江戸時代全国に口説を広めた越後の瞽女(ごぜ)達により伝えられ、毎年お盆になるとお寺やお宮の境内で、笹や扇やちょうちん等を持ち、祖先の御霊を祈り、豊年を祈願して踊り明かしたのが始まり。激しい音頭のリズムに合わせて踊るこの踊りは、まるで、極楽蝶が舞うかのようで、その名前がつけられたと伝えられています。(魚津市ホームページ引用)

 

魚津の方々との交流

1~4日目の夕食は、JAうおづ女性部の方などに魚津の郷土料理をご用意いただきました。

食事を通して、魚津の方々と交流し、温かさに触れることができました。

Uターンや移住という問題については、「ますが地域を好きになり、受け入れてもらい、居場所がある」という想いを持てるかどうかがキーポイントになります。

この問題意識を持って行われた今回のエクスターンシップでは、この地域の方々との交流が重要なファクターでした。

 

企業もバックアップ

ウェルネス・ライフサイエンス研究所の会員企業(㈱伊藤園、㈱ニチレイフーズ、マルコメ㈱)から、協賛品をいただき、朝食を提供しました。

過密スケジュールの中、魚津市の名水を使用した伊藤園の一級ティーテイスターによるお茶セミナーも開催しました。

 

 

成果発表会

魚津で体験したこと、触れ合いを通じて考えたことなどをグループ内で話し合い、まとめ、最終日に市長、市議会長、市議会員や市役所、エクスターンシップ協力企業、漁協、商工商などの皆さん60名位の前で成果発表会を行いました。

発表会前夜はほぼ徹夜のグループもありました。

発表会では自らが体験した魚津の素晴らしさをいかに日本中に広めるかについて、様々なプランが提示されました。

都市の若者とのリレーションづくりや魚津のPR戦略の改善方法など多彩なアイディアと、今後も魚津との交流を持っていきたいという想いが伝わる発表でした。

 

企業訪問や農業体験、祭りに参加し、地元の人々と触れ合い、魚津を丸ごと体験した一週間だったかと思います。

参加した学生達は今回のエクスターンシップにより、魚津が特別な街となり、次は観光客として、さらに移住安住の場として訪れることを期待したいと思います。

 

 

 

 

 

(レポート:葉梨)

関連記事

関連記事