2017年9月打ち合わせ
前回の打ち合わせで「着物」をテーマに「オリンピックに向けて“日本文化の伝承”」を行うということが決定し、「渋谷」地域の活性化を趣旨としたディスカッションがスタートした渋谷PJ。
一方で、ディスカッションを重ねると、集客の問題や、現状日本文化に関する実績や専門知識が乏しいなど、様々な課題が浮き彫りになってきました。
そこで今回は、日本文化に関するイベント実績のある(一社)きものの未来協議会を立ち上げた中野光太郎さんをお招きし、今年度行われた「東京キモノショー」に関してのお話をしていただきました。
東京キモノショーとは、着物と和文化を発信するイベントで、2017を4月29日~5月7日の9日間東京・日本橋室町の「日本橋三井ホール」で開催し、来年も5月に開催を予定しています。
来場者数は14,400人の大きな和文化イベントです。
中野さん個人としては、目白で「花想容」という古民家カフェと着物のお店のオーナーを12年行っており、そこで着物の小さなイベント、発信を行っています。
もう少し大きいイベントをということで、2015年に協力者の皆さんと「わーと日本橋」というイベントを実施し、その後(一社)きものの未来協議会を立ち上げ、今の「東京キモノショー」といった大きなイベントへと発展していったそうです。
東京キモノショーの運営委員は現在15名、毎月運営委員会を行いながら、議論を重ねているそうです。
イベントを企画し実施するのには、熱意や想い、時間、そして発想力の富んだ仲間、協力者が必要と感じました。
その中で、すでに実績のある中野さんにアドバイスをいただきながら、今後の活動をより実働的な内容に落とし込んでいきたと思います。
また、方法として、以前から話の挙がっていた渋谷区・自治体と一緒になって活動を行うことを模索することになりました。
今年度は日本文化イベントの情報収集を進め、S-SAP協定を通じて渋谷区と連携をしながらプロジェクトを進めて行きたいと考えています。
今後、さらに議論を深め、具体的な活動内容を検討していきます。
(レポート:葉梨)